[10kg痩せ!?]ボルダリングはダイエットになるのか[痩せる理由]

ダイエット目的で始める方も多い「ボルダリング」
この記事を読む人が知りたいのは”ボルダリングは本当に痩せるのか”ですよね。
その疑問にクライミング歴10年、ジム店員の僕がお答え致します。
「ジムに通えば絶対痩せるよ!」
なんてテキトウなことは言いませんでご安心を!
この記事のまとめを先に言ってしまうと、
- ボルダリングは楽しく、奥が深いため続けやすい
- 重いとパフォーマンスに影響するので”痩せたい”と思うようになる
- ”痩せたい”というモチベーションが保ちやすい
そして
- 痩せるマインド
- 痩せ方
- なぜ痩せるのか
- 痩せる人の特徴
これらを、僕なりに説明していきますね。
痩せ方や、筋肉の付け方を知りたい方は、記事の下部にリンク、ありますのでぜひ。
目次
痩せる為に僕が読んだ本
- 筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト辞典 岡田隆・竹並恵里監修(ナツメ社)
- 栄養学の基本がまるごとわかる辞典 足立香代子( 株式会社西東社 )
- 入門運動生理学 勝田茂編(株式会社杏林書院)
- タンパク質とアミノ酸 前編後編 山本義徳
- 炭水化物のすべて 山本義徳
- 脂肪酸とケトン体~糖質制限ダイエットの科学~ 山本義徳
- ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~ 宗田哲男(光文社新書)
- テストステロンを理解しないと筋トレは成功しない!ガイスタッフ・トレーニング入門 留金隆二
- 筋トレが最強のソリューションである Testosterone(ダイヤモンド社)
- 医者が教える食事術 最強の教科書 牧田善二(ダイヤモンド社)
- ジムに通う人の栄養学 スポーツ栄養学入門 岡村浩嗣( 株式会社 講談社 )
他多数。
ボルダリングで痩せた?お客さんの声

ジムに来てくださっているお客さんの中には
「ボルダリング始めてから10kg痩せた」
「最近体重減ってきたんだよね〜」
と、報告してくれる方がいる一方で
「全然痩せない」
「むしろ体重増えてる」
と報告されることもあります。
この違いは僕が考えうる範囲で、後ほどご説明しますね。
しかし、ジム店員である僕が見る限り、ボルダリングを始めてから痩せた方のほうが、圧倒的に多いので安心してください!!
初めてご来店される方から
「ボルダリングをすれば痩せる?」
と、たま〜に聞かれます。
ボルダリングをしても簡単に痩るわけではありません。
よく、ダイエット本や、怪しい広告にありますよね。
「簡単に痩せる!」(簡単に痩せるならみんなそれやる)
とか
「飲むだけで痩せる!」(そんなわけない)
とか
「短期間で痩せる!」(リバウンドの可能性大)
↑みたいなものは信じてはいけません!
きつい言い方かもしれませんが、今まで誘惑に勝てず、少しずつ少しずーつためてきたであろう
”脂肪”
を落とすには、それ相応の努力と継続が必要なのです。
怪しい広告などの甘い声。これらは、誰かがお金もうけしているのですよ。笑
ボルダリングがダイエットに向いている理由

ただ、ボルダリングにどっぷりハマってしまえば「いつの間にか痩せてる!!ラッキー!!」、なんてことはあります。
それはどういうことかと言うと、1つは、
ボルダリングにはグレード(難しさの指標)があるため、自分の成長を肌で感じながらカロリー消費できる。
もう一つは、無数に課題があることにより飽きが来ない。
これにより、嫌々フィットネスジムに通ったり、ジョギングの反復運動をするよりも
楽しみながらカロリー消費ができます。
自分がダイエットしてるのを忘れてしまうくらいには楽しめると思います。
ダイエットはコツコツ続けることにより成功します。
”辛い…”、”めんどうくさい”と思ってしまったらダイエットは続きません!
ボルダリングが、ダイエットに向いている理由はもう一つあります。
ボルダリングは広背筋(背中の筋肉)の高負荷の筋トレになります。

広背筋は、体の筋肉のなかでもかなり大きい筋肉となります。
この筋肉をたくさん使うことで、小さい筋肉を使うよりもカロリーを多く消費できます。
広背筋のほかにも全身の筋肉を使うので、普段の生活ではぜったいに筋肉痛にならないところが筋肉痛になる。
ということもよくあると思います。
筋肉は脂肪よりも重く、筋肉が増えているだけなのに太ったと勘違いしている方もたまにいらっしゃいます。
体重の増減だけでなく、自分のお腹のしまり具合や体脂肪率で測って下さいね。
筋肉が増えてくると代謝が上がったり、デブホルモンを抑制してくれます。
さらに筋肉がついてくると美意識も上がるので、食事について勉強したり、もっとストイックになるなど、痩せるスパイラルに入ります。
このスパイラルが手に入ったら理想の体まで一直線ですね。
ボルダリングは体重がパフォーマンスを左右する

ボルダリングは、自分の体を持ち上げる動作を繰り返すスポーツ。
余分な重り(脂肪)を無くしたほうが、より楽に登ることができるのは間違いありません。
体重が重い人は故障のリスクも高まります。
特にクライミングで指にかかる負荷はかなり大きいものとなり、「指の腱」、「腱鞘」、「関節」を故障してしまうヘビークライマーが後を絶ちません。
体重がパフォーマンスに直結していると言ってもよいと思います。
ただ、注意しなければいけないことがあります。
もともと脂肪の少ないひとがさらに軽くなりたいと願い、ボルダリングで今以上に痩せようとダイエットした結果、
筋肉が減ってしまったり免疫力が低下するということもあります。
程よく脂肪をつけつつ、体にあまり負荷のかからない
自分に最適な体重(体脂肪率)を見つけてくださいね。
ボルダリングは、痩せるというよりは「痩せたくなる」

上記でもお話しした通り、
体重(脂肪の量)がパフォーマンスに多大な影響を与えます。
痩せたいから仕方なくボルダリングを始めたという人も、何回か登っているうちに
「ボルダリングをもっと楽しむためには、無駄なものを省かなければいけないんだ!」
ということに気付かされます。
ボルダリングを始めると「痩せたい」から「痩せなければならない」というマインドに変わるはずです。
余分な脂肪は重りになり、登れなくなってしまいますからね…
ダイエットにはこのマインドが大切です。
嫌々行動するより、何か理由をつけて行動するほうが習慣化します。
ボルダリングの楽しさと相まって、よりダイエットをしやすいマインドになっていきます。
例えば
「ボルダリングはなんとなく痩せそうだから始めてみるか」↓
「ボルダリング楽しい」↓
「次のグレードに挑戦しよう!」↓
「むむっ!?体が重く感じる…」↓
「脂肪が重りになってる…」↓
「ちょっとダイエットしてみよう」↓
「登れた!」↓
「脂肪を落とせばもっと楽しめそう!」↓
「楽しんでいるうちに筋肉もついてきた!ラッキー!」
みたいなスパイラルがベターでしょうか。
※脂肪を落とすと軽くなり一瞬強くなった気になりますが、筋力や技術力、メンタルはまた別に鍛えないと上達は止まります。
合わせて読みたい↓
「腹筋が割れないと悩んでいる人へ」

なかなか腹筋、割れないんだよなあ…
なんて悩みを抱えている方、必見。
ボルダリングで痩せる人の特徴
痩せる人の特徴はこんな感じです。
- ジムに来る頻度が多い
- 一日に登る密度が濃い
- 食事について勉強してる
- 普段の食事に気を使っている
- 一日の摂取カロリーを把握している
- タンパク質多めの食事
- よく噛む
- よく動く
- お腹が空いてから食事をする
- ボルダリングレスト日は他の運動を組み込んでいる
ボルダリングに関係ないことが多いですね…
ダイエットのススメ
ダイエットをするにあたって、
僕が肌で感じていることですが
運動量を増やすよりも、摂取量を減らすのが手っ取り早いです。
例えば500kcal消費するには平均一時間以上のランニングが必要です。
クライミングでいったら2時間くらいぶっ続けで登るくらいでしょうか。
しかし、ラーメン1杯抜くだけで500kcalは抑えることができます。
僕ならラーメン我慢します。
ただ、1食丸々抜くのはお腹が空くので
1食のカロリーを抑えてちょこちょこ食事を取ります。
「なんだよ!結局食べなきゃ痩せる。かよ!!」
と思われるでしょうが、
実際、食べなきゃ痩せるんです。
ボルダリング(運動)は食欲ホルモンを抑える効果があります。
さらに、脂肪を少なくすればより登れるというマインドを作れますし、
強くなるには食事についての勉強が必要になり、同時に、ダイエットの本質にも気づきます。
よってボルダリングは、他のカロリー消費運動よりもダイエットに気持ちが入りやすいですね。
この記事のはじめに話した通り、楽に痩せることができれば世の中の肥満の人はみんなそれやります。
それとも僕が勉強不足で、本当に一般人でもできる”楽に痩せる方法”があるのでしょうか。
誰か知っていたら教えて下さい。
ダイエットする時の注意点
- 食事のバランスを考える
- 糖質制限は筋肉を無くす可能性大
- 極端な食事制限はしない
- 成長期の無理なダイエットは厳禁
- 短期間で痩せようとは考えない
- 目標体重の設定はリバウンドの可能性大
- 継続する
ボルダリングは痩せるのか~まとめ~
ボルダリングは、長距離のランニングなどの有酸素運動と比べると「痩せにくい」と思われるかもしれません。
実際同じ時間でランニングするのと、ボルダリングするのでは、ランニングの方がカロリーを消費すると言われることもあります。
しかしダイエットは継続(習慣化)することにより成功します。
途中でやめてしまったり嫌になってしまうとすぐにリバウンドです。
ボルダリングは継続のしやすさ、ダイエット時のマインドという長期的な目で考える。
そうすると、モチベーションが尽きないため、続けることができればボルダリングは痩せやすいと言えます。
食事について勉強し、続けることがダイエット成功への近道です!!
食事についての記事はこちら↓
「クライマーは食事で強くなる」

- 食事の重要性
- 筋肉はどうすれば増えるのか
- 痩せ方
- 糖質制限の闇
などなど、ダイエットに悩んでいる方はぜひ。
習慣化の記事はこちら↓
「クライマーは続けて強くなる」

- 習慣化が大切な理由
- よい習慣悪い習慣
- 習慣化させる方法
- 悪い習慣のやめ方
ジムに定期的に通いたいのについついサボっちゃう…
クライミングのために悪い習慣を断ち切りたい…
という方は、”絶対読むべき”です。