ボルダリングの上達にはムーブの精密化が鍵【高い技術の習得】

あなたは順調にグレードを更新できていますか?

あなたが「登りたい!」と感じた課題を、思った通りに登れていますか?

順調に上達していくことは大変難しく、心が折れそうになることもしばしばありますよね。

この記事は以下のように感じている方が、上達のペダルをまたこぎ始めることができるように執筆しました

ボルダリングでの上達が止まってしまった…

余計な力を使って登ってしまう…

上手く登るにはどうしたらいいの?

ぶちょー

それは、ムーブの精密化トレーニングで解決する可能性があります。

この記事はグレードを更新したいと思っている、中級者(5級~初段)の方が上達するために必要なトレーニングを紹介しています。

この記事の内容
  • ムーブの精密化とは
  • ムーブの精密化ができると
  • トレーニングの方法

この記事を書いた人

ぶちょー(クライミング飛鳥店長)

15歳からクライミングをはじめ、現在27歳。
趣味は読書やカメラ。
【登ってきた主な課題】
 最高RP 四段 5.13a フルチャージ(四段) MidnightLightning(V8)などなど

5分ほどで読めるようになっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

ボルダリング上達にはムーブ精密化が鍵

ボルダリングの上達が止まってしまう原因の一つに、基礎フォームの錬度不足があげられます。

基礎(低グレード)の技術練度が低い場合、今の実力より高いグレードの課題をトライしても行き詰まることが多く、その後の上達スピードに影響を与えます。

なぜなら、基礎をおざなりにしている場合、応用(次のグレード)の動きに対処できなくなっていくことは確実だからです。

高グレード課題は、力だけでなく高いレベルの技術も要求されます

よって、基礎フォームをはじめとした、苦手ムーブを繰り返し練習しましょう。

この、繰り返し練習してムーブの練度を上げていく作業を「ムーブの精密化」と僕は呼びます。

ムーブの精密化をしない人は、する人に比べてスランプやプラトーになりやすく、力で登る癖がついてしまいます。

ムーブの精密化はつまらないと感じるかもしれませんが、上達には不可欠な工程です。

ひとつひとつのムーブの技術練度を上げると、力の出力と脳の活動領域の節約が可能になり、パフォーマンス全体に影響を及ぼします。

例えば、ムーブの動きは知っていて、それを課題の中で使えるようになった初級者がいるとします。

しかし、初級者の頃はその動きを習得したばかりで、余分な力を使っています。

ムーブの動作中にも「この時はこうして…」「ここに力を入れて…」と考えながら動きます。

このように無駄の多い状態で次のグレードに進むと、無駄が多い分を補うようにさらに力を入れて動くようになります

または、力を使うからと言ってそのムーブを使わなくなるクライマーもいます。

これが「苦手」の始まりです。

苦手はただの練習不足です

武道や武術の世界では、技術の正確な動作と趣旨の理解のために「形稽古」をします。

形をしっかり身につけることで応用が利くようになるのです。 

技芸の上達についての言葉で、守破離という言葉がある。

守=まずは決められた通りの動き、つまり形を忠実に守り、

破=守で学んだ基本に自分なりの応用を加え、

離=形に囚われない自由な境地に至る

というものである。つまり形をしっかりと身に付けることではじめて、高度な応用や個性の発揮が可能になるということである。

ウィキペディア(Wikipedia)より引用

ムーブの精密化の作業は、この「形稽古」と同じです。

大切なこととして、クライミングにおけるムーブは「力を節約するために編み出されている」ということ。

ムーブの精密化がある程度完了しているクライマーは、最小限の力と直感で動けるようになります

直感で動けるようになる分、「次の動きは…」「この方が楽かも…」と、より細かい部分や先のことを考えながら登れるのです。

ムーブの精密化ができると他にどんなメリットがあるのか、次の項で説明しますね。

ムーブの精密化ができると

ムーブを繰り返し練習することで、力と脳の節約ができるようになる”ということを前項で説明しました。

力の出力と脳の活動領域の節約は何に役立つのか。

説明していきます。

力と脳を節約できると
  • 次のレベルのグレードが楽になる
  • ムーブの引き出しが増える
  • 綺麗に登れる
  • オンサイト力が上がる

ムーブの精密化の作業をして、力と脳の節約ができるといろいろな余裕が生まれます。

前項で説明した

「先のことを考えることができるようになる」

「細かいところを気にすることができるようになる」

「ムーブの選択肢が増える」

というメリットがあります。

他には

「余裕が生まれることで難しい課題が登りやすくなる」

「練習の積み重ねによってムーブの引き出しが増える」

「綺麗に登れる」

「オンサイト力が上がる」

など、今以上の上達を感じることができます。

トレーニング内容

ムーブ精密化は、簡単な課題を気の遠くなるほど繰り返す練習法です。

人によっては何年もかかることもありますが、ムーブひとつひとつの基礎練度が上がることは確実に上達につながっていきます。

精密化トレーニング
  • 苦手なムーブを探す
  • そのムーブが含まれる課題にトライ
  • 別傾斜でもそのムーブを練習
  • そのムーブが含まれる課題を作る

苦手を見つけよう

まずは、自分の苦手なムーブを見つけましょう。

苦手だと思っていなくても、ぎこちないと感じるムーブやまだ練度を上げられると思ったムーブでも構いません。

ムーブに慣れよう

あなたがやらなければいけないことは、そのムーブに慣れることです。

そのムーブが含まれている課題にトライし、余分な力を使わなくなったなというところまで練習してください。

その時、難しい課題ではなく自分の実力内に収まる課題を選んでください。

なぜなら、難しい課題のギリギリでムーブをおこすということは、余裕をなくし無駄な力が入りやすいからです。

自分の登りを動画で撮ると、客観的に見ることができて検証しやすいのでおすすめです。

ぶちょー

自分の動きと上級者の動きを動画に撮って比較すると分かりやすいですよ。

パターンを変える

次に、そのムーブにある程度慣れてきたら、他の傾斜、他の課題で同じムーブを練習しましょう。

他の課題でもそのムーブを練習しなればいけない理由は、持つホールド、足の位置、バランスで微妙に力の入り方が違うからです。

いろいろなパターンの練習をして、体と脳にムーブを刷り込んでいかなければいけません。

ぶちょー

店員や上級者にアドバイスをもらいながら、練習すると効果UPです。

課題を作ろう

ムーブの練習にある程度時間を使って、「力の出力と脳の活動領域の節約ができるようになってきた」と感じたら自分で課題を作ってみましょう。

課題設定は、自分が気持ちよくこなせるグレード感のものと、少し苦戦するくらいのものをいくつものパターンで作ります。

自分で課題を作ることはイメージ力の強化につながります、イメージと実行を繰り返すことによってムーブがより体と脳に定着していきます。

ぶちょー

自分の課題を他のクライマーに登ってもらうのもおすすめです。

ムーブの精密化まとめ

ムーブの精密化とは、基礎フォームや苦手ムーブを繰り返し登ることにより、ムーブを体と脳に刷り込み、余計な力や考えを取り除いていくことです。

力の節約と脳の節約ができるようになることで、もっと細かい部分まで注力できるようになります。

ムーブ精密化の効果は以下の通りです。

  • ムーブの選択肢が増える
  • 余裕が生まれることで難しい課題が登りやすくなる
  • 練習の積み重ねによってムーブの引き出しが増える
  • 綺麗に登れる
  • オンサイト力が上がる

意外と皆やらない練習ですが、やれば効果絶大です。

ぜひ「ムーブの精密化」をしてみてください。

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この記事を書いた人

ぶちょーのアバター ぶちょー クライミング飛鳥店長(クライマー)

15歳からクライミングをはじめ、現在27歳。
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 最高RP 四段 5.13a フルチャージ(四段) MidnightLightning(V8)などなど

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