週1回のボルダリングで上達する方法【自宅&ジムでのトレーニング集】

ボルダリングに週2~3回以上通う。

これが、ボルダリングが上達する最適な頻度と言われています。

しかし僕は週に1回でも、やり方次第で絶対に上達すると確信しています。

僕はジムで働いているのですが、何らかの理由で週に1回以下しかボルダリングジムに通うことができない方を多く見ています

中には、挫折してしまう方もいました…

そんな方たちを見て”どうかボルダリングを楽しく続けてほしい”と思い、この記事を執筆しています。

少ない頻度で通っている方たちは、このような疑問をお持ちだと思います。

週1回のボルダリングでなんで上達するの?

週1回しか通えない時はどんなトレーニングすればいいの?

この記事はこれらの疑問にお答えします!

この記事の内容
  • 週1で上達するのか
  • 週1で筋肉はつくのか
  • 上達するトレーニング方法
ぶちょー

この記事を書いている僕も、以前は仕事が忙しく週に1回しか登れない時期もありました…

登りたくても登れない…それでも何とか上達したい!

そんな方に少しでも役に立つ記事にしますね!

この記事を書いた人

ぶちょー(クライミング飛鳥店長)

15歳からクライミングをはじめ、現在30歳。
趣味は読書やカメラ。
【登ってきた主な課題】
最高RP 四段+(V13) 5.13d 

ハイドラ(四段+) フルチャージ(四段) Ammagamma (V13)Midnight Lightning(V8)などなど

リキッドフィンガー 5.13d

各頻度でのおすすめトレーニングなどを紹介しています⇩

それでは週1回で上達するのか、疑問にお答えしていきます。

目次

週に1回でも上達するのか

先に結論を言うと、週に1回でも上達します

なぜそう断言できるのか、理由は以下の通りです。

理由
  • 上達している方を見てきた
  • 方法を知っている
  • 僕自身も週1回でも成長した
ぶちょー

ただ、トレーニングの方法を間違えてしまうと効率が悪くなってしまいます…

次に、初心者の方に多い質問にお答えします。

先にトレーニングの方法が知りたいという方はこちら

週に一回でも筋肉は増えるのか

これも先に結論を言います。

週1回でも筋肉は増えます

ただし、筋肉は軽い負荷を増やしたところで増えることはありません。

筋肉が増える仕組み

筋肉を使う
筋肉が傷つく
レストと栄養で回復させる
以前より強くなる
負荷を増やし筋肉を使う

週1回でも3回でも、このステップを踏むことで筋肉は増えていきます。

ただ、気をつけなければいけないことがあります。

「初心者は筋肉をつけるよりも、動きの習得を優先しなければいけない」ということです。

他に初心者の方が気をつけることは、こちらの記事に書いてあります⇩

週に1回で上達する方法

僕は週1回のボルダリングでも上達すると言いましたが、簡単に楽に上達する方法はありません。

しかし、簡単ではない努力を楽しく続けられるようにすることはできます

それには、まず考え方を切り替えましょう。

まずはマインドのセット

クライマーが週1で上達していくためには、まずは「成長するための考え方」を学ぶ必要があります。

クライマーの中には成長する考えのクライマーと、そうではないクライマーがいます。

もし両者が1年間、週1回ボルダリングジムに通い続けた場合、上達しているのは成長する考え方で登っているクライマーであることは間違いありません。

成長する考え方、成長を妨げる考え方を詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください⇩

次にトレーニングの方法について、具体的に説明していきます。

初心者がジムでやるべきこと

初心者の方がまず考えなければいけないことは、自分が効率よく上達するためには、ただひたすら登ればいいわけではないということです。

当然、初心者の方が大量に登り込めば上達はしていきます。

しかし週に1回と考えると、トレーニングの仕方も選ぶ必要があります。

それでは、あなたに必要なトレーニングを見ていきましょう。

初心者のジムトレ
  1. 自分のタイプを理解する
  2. ムーブの精密化
  3. たくさん登る
  4. 持久力トレ
  5. 上級者のモデリング

あなたのタイプは?

初心者クライマーにも「運動経験のない方」「運動経験のある方」「筋肉の少ない方」「ある程度筋肉のある方」がいらっしゃいます。

スクロールできます
力あり力なし
運動経験があるスポーツマンタイプランナータイプ
運動経験がないボディビルダータイプビジネスマンタイプ
タイプ早見表

運動経験があって力がある方が最速で上達すると思われがちですが、長期スパンで考えた時、実力が覆ることがあります。

持久力トレーニング

このころの持久力トレーニングは、脱力を覚えることを目的としています。

肩の力を抜き、最小限の力で登れるよようになるために、軽い負荷で腕がパンパンになるまで登り続けましょう

この時の登り方として、ゆっくり丁寧に登ることを心掛けてください。

最小限の力で登れるようになることで、無駄な筋肥大や雑さが無くなり、将来的に上達速度が上がります。

ジムのよっては長物が設定されているボルダリングジムがあります。

長物を活用するのがベストです。

ムーブの精密化

ある程度力のある方や運動をしている方は、正しく体を動かせるようになるトレーニングをしましょう。

正しく体を動かせるようになるためには、基礎フォームの練度を上げていく作業が必要不可欠です。

基礎フォームの練度はムーブの繰り返すことで高まっていき、これをムーブの精密化と呼んでいます。

要するに、ムーブの精密化とは脳にムーブをたたき込む作業です。

これができると、登っている最中に考えなければならないことが減り、より細かい部分に注力できるようになります。

結果的にムーブの精密化は、脱力ができるようになり、体の連動性が高まり、力の入れ方が上手くなるのです。

サーキットトレーニング

サーキットトレーニングとは簡単に言ってしまえば、休憩をほぼ取らず課題をたくさん登ることです。

中級者以上になれば、難しい課題のサーキットトレーニングもするべきですが、初心者の方がやらなければいけないことは、割と簡単に登れる課題をたくさん登ることです。

このトレーニングの目的は、クライミングに必要な筋肉をつけつつ、動きを覚えていくことだからです。

難しい課題だと、動きを覚える前に力で登ってしまいます。

上級者のモデリング

初心者のうちは動き方、脱力の仕方、トレーニングの取り組み方など、上級者をお手本にして登りましょう。

「あの人のような登りができるようになりたい」と思ったら、その方の登り方やトレーニングの内容をコピーします。

直接、どんな考えで登っているのかを教えて貰うことも大切ですね。

中級者以上がジムでやるべきこと

中級者のジムトレ
  • 弱点の強化
  • ムーブの精密化
  • サーキットトレーニング
  • 持久力トレ
  • オブザべトレ
  • マインドセット
  • セッション

あなたの弱点は?

まずは自分の苦手な領域を補うトレーニングをしましょう。

なぜなら自分が得意だと思っていることは伸びしろが少なく、苦手だと思う領域にこそ、多くの伸びしろが潜んでいるからです。

パワーがない高グレードトレ&サーキットトレーニング
持久力がない持久力トレ&サーキットトレ
保持力がない高グレードトレ
綺麗に登れないムーブ精密化&持久力トレ
一撃できないオブザべ力向上トレ
すぐにあきらめてしまうマインドセット&セッション

なぜ苦手をトレーニングしなくてはいけないのかはこちらの記事で説明しています⇩

サーキットトレーニング

中級者以上のクライマーが行うべきサーキットトレーニングは、「簡単な課題から徐々に難しくしていくトレーニング」「簡単な課題をたくさん登るトレーニング」「難しい課題をたくさん登るトレーニング」があります。

一般的なサーキットトレーニングは「簡単な課題から徐々に難しくしていくトレーニング」がおすすめです。

綺麗に登れるようになりたい方は「簡単な課題をたくさん登るトレーニング」、力が足りないと感じている方は「難しい課題をたくさん登るトレーニング」を重点的に行うとよいでしょう。

実力によって時間や内容を決めなくてはいけないのですが、基本ヨレヨレになるまで行います。

持久力トレ

課題を登っているうちに力が尽きてしまう…

ジムで2時間登れない…

という方は持久力トレーニング「長物」が特におすすめです。

高グレードトレ

自分が限界ギリギリもしくは限界よりも難しい課題にトライします。

注意しなければいけないことはやりすぎて怪我をしないこと。

腱の強化には数か月~数年かかることを頭に入れておきましょう。

3課題~4課題自分が登るべき課題を決め、それを5~20トライで切り替えていきます。

その日に登りきるという考えを捨て、1ヶ月ほどのスパンで考えましょう。

もし登れたらラッキーくらいの考えにしないと、課題を打ち込んでしまい怪我につながります。

ムーブの精密化

上級者と呼ばれている方たちは、体の使い方が上手く余分な力を使っていません。

上級者になりたければ、体を正しく使えるようになる必要があります。

正しく体を動かせるようになるためには、基礎フォームの練度を上げていく作業が必要不可欠です。

基礎フォームの練度はムーブの繰り返すことで高まっていき、これをムーブの精密化と呼んでいます。

要するに、ムーブの精密化とは脳にムーブをたたき込む作業です。

これができると、登っている最中に考えなければならないことが減り、より細かい部分に注力できるようになります。

結果的にムーブの精密化は、脱力ができるようになり、体の連動性が高まり、力の入れ方が上手くなるのです。

オブザべ力向上トレ

オブザべ力が上がると、ムーブ解決能力や一撃率が格段に向上します。

オブザべ向上トレ
  • ムーブは教わらず、自分で解く
  • 一撃にこだわる
  • 課題をたくさん登る
  • 課題を作る
  • イメトレをたくさんする
  • セッターの意図を考える

これらを意識するだけでかなり違います。

詳しくはこちらの記事で確認できます。

マインドセット

中級者と呼ばれる方の中にも、大変勿体ない考え方をしている方がいます。

成長しにくいクライマー
  • 落ちること、登れないことは成長するための試練だと考える
  • 落ちることに疑問を抱く
  • できないと思っても、多くの努力をしてから諦める
  • 成長するために難しい課題に取り組む
  • 才能は元からあるものではなく、努力で火が付くものと考える
  • 努力が実を結ぶのには時間がかかることを知っている

以上の項目に当てはまる方はこの記事がおすすめです!

セッション

一人で登っていると課題に行き詰まりを感じることがあります。

そんな時は仲間と楽しく登ったり、強い人のセッションに加わってみましょう。

新たな発見や、楽しく登ることによって登る量が増え、スランプから抜け出せるはずです。

だらだらと簡単な課題ばかりトライするセッションでは、あまり上達は見込めないので注意してください。

家でのトレーニング

週1回しか登れないクライマーは、ジム以外でのトレーニングにも注力しなければいけません。

これらのトレーニングは、クライマーの基礎を作ります。

家でできるトレーニング11選

家でできるトレーニング
  • 懸垂
  • ハンドグリップ
  • スクワット
  • 体幹トレーニング
  • バランスボード
  • チューブトレーニング
  • 連動性向上トレーニング
  • 上級者のトレーニング
  • コンディショニング
  • 食事管理
  • 本を読む

上から8項目はこちらの記事で詳しく説明しています⇩

コンディショニング

コンディショニングとは、筋肉の歪みを調整しパフォーマンスを上げることを言います。

「自分の体を自由にに動かしたい」、「使いすぎている筋肉と使えていない筋肉を把握したい」と感じている方はこの本がおすすめです。

食事管理

体は食べたもので作られる。

聞いたことはありますか?

栄養は体重やパワーの増減にに密接な関係があります。

これをしっかり学ぶことが、効率的なパフォーマンス向上につながるのです。

読書

僕が本を読んできて感じたことは「上達するには先人の知恵がやはり必要だ」ということ

そして、読書をおすすめする理由は”先人の何十年分の経験や知恵をたったの数千円で学ぶことができる”ところです。

これって、とてもコスパがいいと思いませんか?

以下の記事では、”初心者””経験者”、そして”さらに理解を深めたい方”にそれぞれおすすめの本を紹介しています。

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【知らなきゃ損!】科学的に証明された回復法で1グレード強くなれます

※以下の文章には一部プロモーションが含まれます。

ボルダリング上達に必要なのは「マインド」「トレーニング」「リカバリー」だと僕は考えています。

体への負荷が大きいスポーツだからこそ、回復をおろそかにするとケガにつながります。

実際、僕は15年間の中で疲労が抜けないまま登って大けがをしたり、無理な減量でスタミナを失った経験があります。

その経験から言えるのは、「体のケアを怠らないこと」。

疲労や緊張が続くと、体にダメージが蓄積してしまいます。

リカバリーには「食事」「睡眠」「セルフケア」の3つが重要。

トレーニングと同じくらい回復にも意識を向けることで、理想の自分に一歩近づけるはずです。

こんな方は続きを読んでみて下さい
  • 怪我をしたくない
  • もっと強くなりたい
  • モテる体を手に入れたい
食事で回復させる(詳細)

「自分が食べるものが体を作る」という言葉をよく聞くことがあります。

糖質や脂質はエネルギーとなり、タンパク質は体を回復させ、ビタミンやミネラルは回復を促進させます。

その中でも身体を回復させるのに重要な栄養素はタンパク質です。

タンパク質(アミノ酸)には、筋肉痛の軽減効果や筋肉増強効果があります。

体は運動開始時から回復が始まり、その後48時間ほど続きます。

この、体が回復している間、体内に十分なタンパク質で満たす必要があります。

普段の食事から十分なタンパク質を摂れない場合、プロテインやEAA(必須アミノ酸)で補っていく必要があるのです。

僕は甘ったるいプロテインを飲んでいたら、”飽き”と”くどさ”でプロテインが飲めなくなりました。

オススメはEAA(必須アミノ酸)です。

僕がオススメしたいEAAはこちら➡Impact EAA

このEAAは甘すぎず飲みやすいので1年以上リピートして飲んでいます。

僕がimpactEAAを飲む理由
  1. 甘すぎず飽きない
  2. おいしく飲みやすい
  3. セール時のコスパ最強

8月15日まで!今ならEAAが60%OFF!

BCAAとEAAとロイシンを比較した文献ではロイシン<BCAA<EAAという順番で効果が高いとの結論でした。

EAAって何?

どのタイミングでどれくらい飲めばいいの?

という疑問をお持ちの方は、下記の記事にまとめてありますのでぜひ読んでみて下さい。

\おすすめの記事/

※年齢を重ねるとさらにタンパク質必要量が増加するという資料もあります

参考文献

睡眠で回復させる(詳細)

睡眠もボルダリングの疲れを回復させるために重要です。

睡眠不足には以下の影響があります。

  1. トレーニング効果減少
  2. 筋グリコーゲンの減少
  3. 集中力低下

トレーニング効果減少

睡眠不足で筋肉の回復や成長が妨げられ、トレーニングの効果が低下します。

筋グリコーゲンの減少

睡眠不足で筋肉のエネルギー源である筋グリコーゲンの蓄えが減り、疲れやすくなりパフォーマンスが低下します。

集中力低下

睡眠不足で集中力が低下し、注意散漫になります。

トレーニングや学習に支障をきたす可能性があります。

以上のことから、

体を回復させるためには、十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠を繰り返さなければなりません。

リラックスするために寝る前にストレッチや深呼吸を行うと良いでしょう。

さらに、湯船につかる、就寝前のスマホをやめるなども効果的です。

参考文献

セルフケアで回復させる(詳細)

僕は2021年に首を痛め、2022年には肩のケガを負い、長い期間とても辛く、悲しい思いをしました。

スポーツ全般に言えますが、

怪我を負うことは【上達の停滞】を意味します

ケガの原因を探ったところ、筋肉のコリが原因で負荷が偏り、ケガにつながったようでした。

疲労やコリを回復させる上で重要なのは、筋肉の緊張を緩めてあげることです。

「筋肉の緊張を緩める」とは要するに、血行を良くするということです。

警告します

以下のような方は重大なケガをしてしまう可能性がります。

  1. 慢性的にこっている場所がある
  2. 慢性的に痛い箇所がある
  3. 体の一部の柔軟性が低い

姿勢が崩れれば、普通は負担がかからないところに長時間負担をかけている状態です。

長時間無理な姿勢が続くと、血行が悪くなり筋肉の硬直が進みます。

分かりやすくすると、

姿勢の崩れ➡筋肉の緊張➡血行不良➡筋肉の硬直

となります。

さて、慢性的にこっているという人が考えなければいけないことは2つ。

姿勢の改善

血行の促進

です。

これらを改善するために、僕がオススメするのは「マッサージガン」です。

こんな方におすすめです。

  • 肩こりや疲労がある方
  • 整体に行くのが面倒な方
  • マッサージ店に通っている方
  • 時間もお金も無駄にしたくない方

整体やマッサージ店に通うのもいいですが、圧倒的にコスパがいいのがこの「マッサージガン」です。

実際僕も使っていて、即効性の効果もあります。

週に一度、整体やマッサージ店に通うより、毎日のマッサージガンが体を回復させます

マッサージガンのここが良かった!
  • 持ち運べる
  • 毎日できる
  • マッサージで疲れない
  • 筋肉がほぐれて可動域が広がる
  • パフォーマンスが向上する
  • 翌日のダルさが軽減される

いろいろマッサージガンを試してきて、今実際に僕が使っているのは「uFit RELEASER Mini」というマッサージガンです。

このサイズの中では一番パワフルで、押し当てても止まらないのが最高です。

充電が6時間ほどもつため、遠征にもっていけるのも魅力のひとつでした。

僕が使った感想を詳しく知りたい方はこちら➡マッサージガンのレビュー

いろいろなマッサージガンをまとめた記事はこちら➡マッサージガン徹底比較

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参考文献

【リカバリーまとめ】

食事、睡眠、セルフケアをバランスよく行うことで、ボルダリングの疲労を効果的に回復させることができます。

自身の体の声を聴きながら、適切なケアを行い、より充実したボルダリングライフを送りましょう

\いろいろな角度から上達できる方法をまとめています/

\トレーニングの質を上げたい方はこちら/

マインドを変えたい方はこちら

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