上達のための代償はなにか[犠牲にしているものは?]

どうも。ぶちょーです!

今回は「上達させ(強くな)るためには代償、犠牲が必要」という記事を書こうと思います。

1つの趣味を「もっともっと、上達させたい」、「ちゃちゃっと強くなりたい」というわがままを言う方は、何かを犠牲にするべきです

犠牲にする何か、とは…

「時間」、「お金」、「他の趣味」、「娯楽」、「人付き合い」…「家族」。

どれでもいいです。強くなる覚悟、してください!

今のまま、どれも犠牲にせず、上達させ(強くなり)たい?

素質がないと無理です。

99%の人たちは素質、ありません。

残りの99%の人たちは「犠牲」と「努力」と「情熱」で上達していきます。

目次

1万時間の法則

僕にも素質なんてありません。

ジムのみんなは、「センスある」とか、「素質でしょ」みたいなことを言ってくれますが、もともと僕にそんなものはありません。

今までの僕は、いろいろなものを「犠牲」にして、クライミングに触れてきました。

少し、ここで「1万時間の法則」の話をしようと思います。

ある分野のエキスパートになりたいなら、それに「1万時間」を費やす必要がある。

というものです。

1万時間とは、一日に3時間費やすとすると、約10年かかる計算になります。

ベストセラー『Outliers』にてマルコム・グラッドウェル氏によって1万時間の法則が紹介されています。

それ以来、1万時間の法則は生涯学習の世界で何度も引用されてきました。

僕の場合は、前の会社をやめて、クライミングのジム店員になったことにより、クライミングに費やせる時間を強制的に増やしました。

クライミングに費やせる時間は、一日8時間+αなので約3年で”1万時間”。

なのですでに、1万時間を達成できている計算になるのです…

このことから、僕は「時間を”ただ”費やすだけでは上達しない」と感じています。

それは僕自身、1万時間を費やしてもエキスパートとよばれる領域に達していないから。

なぜ、僕はそこまでの実力に至っていないのか…

それは「密度」、「」に原因があります。

「密度」、「質」とは…

例えば、僕は仕事中にずっと、自分の実力向上のためにクライミングと接しているわけではありません。

人に教えたり、世間話をしているため、「密度」が低い。

四六時中、どうやったら強くなれるか考えていたり、僕より登りこんでいるクライマーには敵わないのです。

そして「質」とは、いかに効率的に強くなれるかです。

筋肉をつけてから、技術を詰め込んだほうがいいのか。技術を習得させてから、筋肉をつけたほうがいいのか…

これを知っているだけでも、効率が違います。

効率のよいトレーニングが「質」のよいトレーニングということです。

「密度」を濃くし、「質」を高めることができれば、エキスパートになるのに”1万時間”なんて、必要ありません。

僕はそう思います。

「時間」と「お金」

まず、一般のクライマーが平等に犠牲にしているものは「時間」と「お金」ではないでしょうか。

上達させるには第一に、ジムや岩場に通わなければいけません。

ジムや岩場に通う。この時点で、すでに「お金」と「時間」は使っています。

「自分はもう犠牲にしてる!なのに上達しない!」

と、思っている方…足りないんです!

クライミングのために使っている、「時間」も、「お金」も。

「週3回もジムに通っているし…」

一日に、睡眠に8時間、仕事に10時間を費やしたとして残り6時間…

その6時間を、いかにクライミングに捧げることができるかです。

週3回でジムに通っている方…

一日に4時間登ったとしても一週間に12時間しか費やしてません。

仕事をしていても、一週間、最大42時間クライミングに費やすことができます。

登らなくたっていいです。ストレッチだってできるし、クライミング動画見るだけでもいいです。

できるだけクライミングに触れる時間を増やしましょう!

ここで大切なのは、”1万時間”の話ででてきた、「密度」を濃くし、「質」を高めること。

内容がスカッスカなら、「時間」も「お金」も無駄になります。

娯楽

犠牲にしなければいけないものその2は、「娯楽」。

「娯楽」とは…お酒、タバコ、ゲーム、そして、”食”。

これらは、クライミングに費やせる「時間」も「お金」も奪います。

1つ、”食”に関しては食べ物との付き合い方を考えてください。

「悪い食べ物」は、クライマーにとってマイナスとなります。


クライマーは食事で強くなる

食べ物は大切です。

筋肉は食べないとつきません、脂肪もまた然り。

筋肉のつき方から痩せ方まで知りたい方はぜひ。


そもそも、クライマーにとってクライミングが一番の娯楽です!…よね?

一番の娯楽のために二番目、三番目の娯楽は犠牲にする…

…できますか?

僕はしましたよ。

タバコはもともと吸いませんが、スマホに入っている”ゲーム”はすべて消しました。

「時間」を確保するために…。

僕が、次にやめるものは”お酒”です。

”お酒”に奪われるものは「時間」、「お金」、「体調」。

今は、岩のシーズン中だけやめる。なんて中途半端なことをしているので、しっかりやめたいです。

目標。

”お酒”が飲めない人になる!


「クライマーは続けて強くなるその4」

この記事では、悪い習慣のやめ方を綴っております。

タバコ、お酒やめられない!

そんな、欲望に負けちゃう方はぜひ読んでみて!


人付き合い

趣味を充実させるためには”無駄な人付き合い”を犠牲にする必要もあります。

行きたくない飲み会に出席することや、友人からのいきなりの呼び出し…

クライミングのために、断る勇気を出してください。

例えば、飲みにいくと毎回、愚痴を聞かされることになる人と会い、

一度の飲み会に、4時間と5000円の時間と費用がかかるとします。

その飲み会が将来、5000円以上の価値を生むなら別です。

その価値がない場合、この4時間と5000円は、自分の趣味にために使ったほうがいいはず。

その集まりに4時間と5000円分の価値があるのか、しっかり考えましょう。

僕は断れない性格がアダとなり、以前の会社ですべてのイベントに参加させられていました。

おかげで二日酔い、食べすぎ、遊びすぎにより、クライミングに費やすお金と時間が少なくなり、弱くなってしまいました。

クライミングをする時間をふやすため、会社をやめ、クライミングジムで働くようになり、クライミングできる時間が増えました。

今、このように、ブログを書く時間まで確保できています。

環境を変えることは素晴らしいと実感しています。

「家族」

家族

クライミングが楽しすぎて、「家族」まで犠牲にし始めたら、その人の覚悟は本物です。

家族は不幸になり、失うものは多いですが、自由なクライミングライフが待っています。

まとめ

強くなりたいなら、「時間」を確保する。

「時間」を確保するためには、「娯楽」、「人付き合い」、「お金」を犠牲にする。

「家族」まで犠牲にすると、人生と交友関係が少し狂う可能性あり。

「時間」ができたら”密度”を濃くし”質”を高める。


登っているのに強くならない理由

ぜひこちらも読んでみてください。

「質」と「密度」を高めるための提案。


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