ボルダリングにおいての上達とは[理にかなった努力]

どうも!ぶちょーです。

一年くらい前に「上達の法則」岡本浩一(PHP新書)という本を流して読みました。

昔に読んだときはサラッと読んだだけですが、自分のクライミングの取り組み方に影響をあたえた本です。

このブログもこの本が基盤になっています。

今回、ブログのネタになるかも…と思い、読み返してみました。

目次

上達の法則

上達には法則がある。近道ではなく、法則がある。

その方法が把握できている人は、努力の効率がよい。

効率的な努力とはなんぞや。

ワクワクしますね!

クライミングを始めて間もない初心者から、今、努力を継続している中級者の方は、ぜひ読んでみてください。

一読の価値あり。 

上級者とは

クライミングにおける上級者とは、ただ、その人が登れる最高グレードだけでは測れません。

二段や三段が登れるようになったとしても、ムーブを教わって登っていたり、クライミングの知識不足、マナーを知らない人は上級者と呼べますか?

呼ばないです。

僕は、クライミングを始めて間もない頃、ある人に言われた「三段登れたら上級者でしょ。」がずっと頭のどこかにありました。

確かに、三段という高グレードが登れるようになった今、あの時よりはスキルもメンタルも上達しました。その自覚はあります。

しかし、僕が上級者であるかどうかと聞かれれば、”上級者になりきれていない”と思っています。

最高グレードが上がれば上がるほど、クライミングの奥深さを感じます。技術も知識も全く足りていません。

どんどん果てしなくなります。

それが、クライミングの楽しさなのですが…

今の僕が思うこと。それは、

”上級者と自称するにはおこがましい”

ある意味、視野が広がったと言えますね。

「上達の法則」によると

  • 退屈、疲労しにくい
  • 知識の絶対量が多い
  • 価値観、こだわりがある
  • イメージが鮮明であり、客観的に自分を認識できる
  • 勘が働く
  • 他者を評価し、教えることができる

これらができる人が上級者と呼ばれるようです。

上級者になるには

中級者の人がやること、それは今まで通りの努力の継続!!

だけではありません。

効率のよい努力を学ぶことです。

上達は練習の量や時間に比例して得られるわけではない。

僕もそう思います。

ときには、見たいテレビや映画を我慢して時間を作ることが必要となれば、職場の集まりの二次会をさりげなく欠席するなど、小さな不義理を重ねることも必要になる。

そのような生活を続けることは、自制心と自我の強さを磨く。そのようにして磨かれた自我をそなえた人格には、自信と安定感がある。

上達のための代償は何か[犠牲にしているものは?]」という記事にも書きました。

この記事は「上達の法則」を読んだことを忘れていましたが、「上達の法則」と同じようなことが書いてあります。

気づかないうちに自分の考えとして吸収されている…やはり本はいい。

精神力、集中力の差もあるかも知れないが、練習方法、取り組み方が理にかなっているかどうかの差が大きい。

その「理」にかなった努力とは…

  • 得意なものにこだわる
  • 記録する
  • 知識をつける
  • 1つのものを精密に練習する
  • 上手い人を真似る
  • 上手い人のミスから学ぶ

パクって学んで、ひたすら練習ってことですね!

初級者がやること

クライミングを始めて間もないひと、これからクライミングを始めるひとがやることはなにか。

「まずは登る」

まずはやってみることです。

自転車に乗れるようになりたいと思ったとして、自転車の構造を勉強しても乗れるようにはならないように。

コツやバランス感覚はやっているうちに身につきます。

まずは、登ってみましょう。

登っているうちに、コツがわかったり、ダメなところがわかるようになるんです。

「楽しい!」を感じる

登っていると「楽しい!」と感じるときがきます。

登りはじめた瞬間であったり、何日か通って初めてゴールをつかめた瞬間かもしれません。

その瞬間は人それぞれですが、その「楽しい!」を増やしていきましょう。

僕は、ボルダリング始めて、9年たった今でも「楽しい!」増え続けていますよ。

メンターと得意を見つける

メンターとは

メンター(mentor)
優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。ギリシャ神話で、オデュッセウストロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentōr)から。

出典:コトバンク-メンターとは

これからの上達はメンターにかかっています。

たまに、ジムに来ている中級者の人が初心者の人に「なんてこと教えてるんだ…」ってことあります。

初級者は自分よりも登れる人はみんな、真似する対象。

いかに優秀なメンターに出会うことができるかがキモですが、難しいところです。

メンターに出会うことができなくても、自分が「あれ?これ得意かも…」と感じることができたらラッキーです。

得意なことは”自信”に繋がります。

まずは得意を伸ばして下さい。

上達を体験する

上達の法則を、ある程度掴んでいる人は努力の仕方がうまいのです。

そういう人は決まって、若い頃なにかをやり込んだ経験がある人です。

ある程度の期間、クライミングを続けている人は上達を幾度も体験してきているのではないでしょうか。

ただ、ある程度の上達しか体験してきていない人は、そのレベル以上の努力で挫折する傾向にあります。

しかし、このブログを読んでいる方は大丈夫。

「理」にかなった努力の方法がわかっています。

あとは実行あるのみ。

パクって学んでひたすら練習」です。


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