[上達の指標]ボルダリングのグレードって何?

ボルダリングを始めれば嫌でも目にし、耳にする「グレード」という言葉。

ボルダリングをするまではあまり聞き慣れていない言葉かもしれません。

初心者が8級、7級、と言われてもピンとこないですね。

そんなわけで今回は、「グレードとは何か」「海外との違い」「初心者が目指すべきグレード」を説明していきたいと思います。

目次

グレードとは

クライミングジムに行くと、ルールや注意点の説明とともに”グレード”についても説明されるかと思います。

各ジムには「グレード表」が貼ってあり、カラフルな数字や色が並んでいますよね。

グレードとは、ボルダリングにおいて、自分の上達や成長の指標となるものであり、数字、色ごとに課題の難易度を示しています。

色や難しさはジムによって異なり、グレードを大まかに表しているジムや細分化されているジムなど、表記の仕方はまちまちです。

ただ登って楽しむだけでなく、自分のレベルが分かり、成長や上達を感じることのできるところがグレードシステムの良いところです。

一般的に表記されているのは、「段級グレード」といった、日本独自のグレードシステムとなります。

「段級グレード」を唱えたのがボルダリングの父こと、草野俊達さん。

その後、室井登喜男さんのボルダー集、通称「黒本」によってボルダリングが浸透していきました。

ボルダリング黎明期の立役者達です。

下の写真は5年前、僕は一緒にセットさせてもらいました。

左が草野さん、真ん中は筆者、右が室井さん。

5年前です。

「2015年飛鳥のホールド替え」

ボルダリングジムのグレードは、基本的には本物の岩場のグレードを基準にしています。

8級や7級などの大きい数字のグレードがやさしめ課題となり、2級、1級と数字が小さくなると難易度が上がりますが、

1級より難しくなると、初段、二段、三段と数字が上がり、日本で1番難しいと言われている課題は六段となります。

例えば、クライミング飛鳥のグレードはこのような感じです。

8級が初心者用の課題とし、一級以上はひとまとめ。

それより難しくなり、誰も登れていない課題は黒テープとなり、二段以上。

上級者はグレード関係なく楽しんでもらいたいという思いから、1級以上のグレードはかなり曖昧になってます。

僕個人の意見になりますが、グレードシステムの注意点として、自分の登っているグレードを周りと比べたり、グレードだけをモチベーションにしてしまうと、いずれ心がポキっと折れてしまいます。

ボルダリングのモチベーションを維持したいなら、グレードにあまり固執しすぎず

「課題を楽しむ」

「できなかった動きができるようになる」

「できなかった課題ができるようになる」

「新しいことにチャレンジする」

などをモチベーションとしたほうが、続けやすいと僕は思います。

グレードの更新をモチベーションとすることは決して悪いことではありませんが、ボルダリングの喜びはそれだけではないことも心に留めておいてください。

海外のグレード

「段級グレード」は日本独自のもの、ということを先程述べたように、海外のグレード表記は日本のものとは違ったものになります。

例えば、アメリカで使われているものはVグレードといわれ、VB、V0、V1と数字が上がるにつれて難しくなり、V17が世界で最も難しい課題として君臨しています。

ヨーロッパなどではフレンチグレードといった、また別の表記もあります。

この比較表が最もポピュラーでしょうか。

海外のグレード感も統一されているわけでなく、ジムや岩場で多少のばらつきがあり、そこは日本とは変わりません。

日本のジムでもVグレード表記されているところがあります。

初心者がまずは目指すべきグレード

初心者が目指すべきグレードは4級、5級です。

4級や5級というグレードは、初めてボルダリングをする人にとってはとても難しく感じるはず。

なぜなら、4級、5級というグレードの課題を登るには、技術が必要になってくるからです。

力がある人は無理やりにでも登れてしまうかもしれませんが。

力まかせに登るため、再現率は低く、余裕をもって登ることはできないはずです。

ボルダリングにおいてのかっこよさとは、洗練された技術と多少の余裕があってのものだと思います。

ぎこちなく見えると感動は生まれません。

4級や5級というグレードはどのジムでも、中級者になるための練習になることが多く、クライミングの動き方を身に着けなければ登れないのです。

何級が登れたから中級者!

というのは、ぼくは間違いだと思っています。

僕が思う中級者とは、基本的なクライミングの動きが身に着き、自分で対処できるようになった時が中級者となります。

よって、最高グレードが5級でもヒール、キョン、デッド、カウンターバランスなどを自分の技術として吸収され、発揮できれば中級者と言えます。

例え3級や2級を登れたとしても、自分の頭で動きが考えられなかったり、力のみで登っていてはまだまだ初級者です。

ある程度の技術が身につくまで登りこめば、4、5級というグレードを登れる力はついているでしょう。

初心者が目指すべきグレードは4、5級とし、技術の習得に専念してください。

技術のないまま、グレードを上げていっても登れる課題は限られます。

緩傾斜や強傾斜、いろいろなタイプのたくさんの課題をゴール、完登したいのならば上手くなりましょう。

上手くなるためには難しい課題もトライし、余裕を持って登れる課題にもトライしてみてください。

「難しい課題やればうまくなるんじゃないの?」

そう思われるかもしれません。

限界ギリギリの課題というのは、自らの動きを客観的に捉えあることが難しい状態。

必死に次の一手を繰り出そうとするとき、精度よりも力を入れることに意識を奪われます。

技術の習得や精度を上げるには、その動きを客観的に捉えるための余裕も必要です。

自分の登っている姿を動画に撮ってみるのもひとつの手ですが、余裕を持って登れる課題を何度も繰り返すことで技術の精度が上がっていきます。

簡単に言うと、

「力をつけたいなら難しい課題」

「スキルを上げるには余裕のある課題」

たくさん登りましょう!

  • URLをコピーしました!

【知らなきゃ損!】科学的に証明された回復法で1グレード強くなれます

※以下の文章には一部プロモーションが含まれます。

ボルダリング上達に必要なのは「マインド」「トレーニング」「リカバリー」だと僕は考えています。

体への負荷が大きいスポーツだからこそ、回復をおろそかにするとケガにつながります。

実際、僕は15年間の中で疲労が抜けないまま登って大けがをしたり、無理な減量でスタミナを失った経験があります。

その経験から言えるのは、「体のケアを怠らないこと」。

疲労や緊張が続くと、体にダメージが蓄積してしまいます。

リカバリーには「食事」「睡眠」「セルフケア」の3つが重要。

トレーニングと同じくらい回復にも意識を向けることで、理想の自分に一歩近づけるはずです。

こんな方は続きを読んでみて下さい
  • 怪我をしたくない
  • もっと強くなりたい
  • モテる体を手に入れたい
食事で回復させる(詳細)

「自分が食べるものが体を作る」という言葉をよく聞くことがあります。

糖質や脂質はエネルギーとなり、タンパク質は体を回復させ、ビタミンやミネラルは回復を促進させます。

その中でも身体を回復させるのに重要な栄養素はタンパク質です。

タンパク質(アミノ酸)には、筋肉痛の軽減効果や筋肉増強効果があります。

体は運動開始時から回復が始まり、その後48時間ほど続きます。

この、体が回復している間、体内に十分なタンパク質で満たす必要があります。

普段の食事から十分なタンパク質を摂れない場合、プロテインやEAA(必須アミノ酸)で補っていく必要があるのです。

僕は甘ったるいプロテインを飲んでいたら、”飽き”と”くどさ”でプロテインが飲めなくなりました。

オススメはEAA(必須アミノ酸)です。

僕がオススメしたいEAAはこちら➡Impact EAA

このEAAは甘すぎず飲みやすいので1年以上リピートして飲んでいます。

僕がimpactEAAを飲む理由
  1. 甘すぎず飽きない
  2. おいしく飲みやすい
  3. セール時のコスパ最強

8月15日まで!今ならEAAが60%OFF!

BCAAとEAAとロイシンを比較した文献ではロイシン<BCAA<EAAという順番で効果が高いとの結論でした。

EAAって何?

どのタイミングでどれくらい飲めばいいの?

という疑問をお持ちの方は、下記の記事にまとめてありますのでぜひ読んでみて下さい。

\おすすめの記事/

※年齢を重ねるとさらにタンパク質必要量が増加するという資料もあります

参考文献

睡眠で回復させる(詳細)

睡眠もボルダリングの疲れを回復させるために重要です。

睡眠不足には以下の影響があります。

  1. トレーニング効果減少
  2. 筋グリコーゲンの減少
  3. 集中力低下

トレーニング効果減少

睡眠不足で筋肉の回復や成長が妨げられ、トレーニングの効果が低下します。

筋グリコーゲンの減少

睡眠不足で筋肉のエネルギー源である筋グリコーゲンの蓄えが減り、疲れやすくなりパフォーマンスが低下します。

集中力低下

睡眠不足で集中力が低下し、注意散漫になります。

トレーニングや学習に支障をきたす可能性があります。

以上のことから、

体を回復させるためには、十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠を繰り返さなければなりません。

リラックスするために寝る前にストレッチや深呼吸を行うと良いでしょう。

さらに、湯船につかる、就寝前のスマホをやめるなども効果的です。

参考文献

セルフケアで回復させる(詳細)

僕は2021年に首を痛め、2022年には肩のケガを負い、長い期間とても辛く、悲しい思いをしました。

スポーツ全般に言えますが、

怪我を負うことは【上達の停滞】を意味します

ケガの原因を探ったところ、筋肉のコリが原因で負荷が偏り、ケガにつながったようでした。

疲労やコリを回復させる上で重要なのは、筋肉の緊張を緩めてあげることです。

「筋肉の緊張を緩める」とは要するに、血行を良くするということです。

警告します

以下のような方は重大なケガをしてしまう可能性がります。

  1. 慢性的にこっている場所がある
  2. 慢性的に痛い箇所がある
  3. 体の一部の柔軟性が低い

姿勢が崩れれば、普通は負担がかからないところに長時間負担をかけている状態です。

長時間無理な姿勢が続くと、血行が悪くなり筋肉の硬直が進みます。

分かりやすくすると、

姿勢の崩れ➡筋肉の緊張➡血行不良➡筋肉の硬直

となります。

さて、慢性的にこっているという人が考えなければいけないことは2つ。

姿勢の改善

血行の促進

です。

これらを改善するために、僕がオススメするのは「マッサージガン」です。

こんな方におすすめです。

  • 肩こりや疲労がある方
  • 整体に行くのが面倒な方
  • マッサージ店に通っている方
  • 時間もお金も無駄にしたくない方

整体やマッサージ店に通うのもいいですが、圧倒的にコスパがいいのがこの「マッサージガン」です。

実際僕も使っていて、即効性の効果もあります。

週に一度、整体やマッサージ店に通うより、毎日のマッサージガンが体を回復させます

マッサージガンのここが良かった!
  • 持ち運べる
  • 毎日できる
  • マッサージで疲れない
  • 筋肉がほぐれて可動域が広がる
  • パフォーマンスが向上する
  • 翌日のダルさが軽減される

いろいろマッサージガンを試してきて、今実際に僕が使っているのは「uFit RELEASER Mini」というマッサージガンです。

このサイズの中では一番パワフルで、押し当てても止まらないのが最高です。

充電が6時間ほどもつため、遠征にもっていけるのも魅力のひとつでした。

僕が使った感想を詳しく知りたい方はこちら➡マッサージガンのレビュー

いろいろなマッサージガンをまとめた記事はこちら➡マッサージガン徹底比較

\公式サイトなら安心!/

参考文献

【リカバリーまとめ】

食事、睡眠、セルフケアをバランスよく行うことで、ボルダリングの疲労を効果的に回復させることができます。

自身の体の声を聴きながら、適切なケアを行い、より充実したボルダリングライフを送りましょう

\いろいろな角度から上達できる方法をまとめています/

\トレーニングの質を上げたい方はこちら/

マインドを変えたい方はこちら

コメント

コメントする

目次