ボルダリングで使うチョークの効果比較【全26種類】

今回はクライミング飛鳥で販売しているチョークの紹介です!

昨今、種類が増えていくクライミング用チョーク。

クライミング用チョークはそれぞれ相性や個性があります。

例えば、”手汗をかきやすい人に適したチョーク”だったり、”ウレタンホールドに適したチョーク”などなど…

コンディションや登る課題に合わせたチョーク選びは、自分の限界を押し上げてくれます。

ジムではたまにこんな声をいただきます。

「自分はまだチョークを考えるほど強くないから…」

「チョークの違いなんて大したものじゃないでしょ!」

その考えは違うと思います。

なぜなら、チョークを変えるだけで持てなかったホールドが持てるようになるからです。

さらに、チョークの違いはいろいろなチョークを試してみればはっきり分かります。

皆様は登りたいけど登れない課題はありますか?

登りたいけど登れない…そういう課題に出会った時にはたくさんのことを考えなければいけません。

ムーブや保持力もそうですが、連動について、体の仕組み、食事について、シューズについて、メンタルについて…

そして、自分が使うチョークについて。

チョークなど細かいところに目をつけて「クライミングの質を少しずつより良くしていく」というのを積み上げることで、登りたいと思った課題が登れるのです。

全体的に自分のクライミングを良い方向に進める。

そこにクライマーとしての成長があると僕は思っています。

クライマーとして成長したい皆様、チョークのことも考えてみてください。

チョークで自分の限界を少し押し上げてみましょう。

さっそく紹介していきます。

※この記事のチョーク紹介文は各メーカー様から引用している部分あり

目次

FRICTION LABS

アメリカ・コロラド発、まったく新しいクライミング専用チョーク「FrictionLabs」。なんと開発にはクライミング好きの科学者グループが参加しており、化学薬品研究室で使われるような質の高いピュアでシンプルな炭酸マグネシウムを使用。炭酸カルシウムを始めとする他の化合物を低量に抑え、ドライな状態を保ちます。

ゴリラグリップ

岩向きチャンキーチョーク

ゴリラグリップは外岩向きです。粉の中に少し粗目のチャンキーチョークが混ざっています。

バムバム

インドア用チョーク

チャンキーの塊が大きく、ウレタンホールドに相性抜群です。ジムメインや、コンペティターの方にはこのチョークです!

ユニコーンダスト

オールマイティチョーク

粉の粒子が一番細かく、あらゆる条件下でもフリクションを生み出します。

ゴリラグリップとのブレンド、バムバムとのブレンドで効果増大⁉

Magic Chalk Ball

詰替え可能チョークボール

ブレンドチョーク同様に現在考えられる最も純度の高いピュアマグネシウムを使用。
それをたっぷり2.2oz(62.4g)!!!
チョークバック内で無駄にチョークが出てしまわぬ様、ボール生地にもこだわっているのがさすがFrictionLabs。
手で握った時だけしっかりと出るのでチョークボール自体が非常に長持ちします。もちろん詰め替え可能です。

Secret Stuff Hygienic/シークレットスタッフハイジェニック

速乾力!

高いアルコールが手汗ごと飛ばしてくれるのでぬめり手の方にマッチ!

また、コンペティターなど素早いリカバリーが求められる方、早く課題にとりつきたいせっかちな方におすすめです!

アルコール度数が高いため殺菌効果も期待できます。

Secret Stuff Chalk Cream

最高粘度のフリクション

あっという間にて全体に広がり、最高粘度のフリクションを生み出します。

特性はグリップの持続力!

Secret Stuff Chalk Cream “Alcohol Free”

手にやさしい液体チョーク

持続性が非常に高く、乾燥したコンディションに効果を発揮します。

特性はアルコールフリーなので手が荒れにくく、指皮へのストレスが少ないこと。

東京粉末

多くのクライマーに愛される日本ブランド。

BLACK

花崗岩にて性能を発揮!

BLACK は安全性の高い食品添加物グレードの試薬を用いて炭酸マグネシウムの粒子と粒子を繋げることによって湿度の戻りを抑え、湿度をより長い時間効果的に調整します。
湿気の特徴として、アルコールによる揮発のように短時間で排除した湿気は短時間で手とホール゙ドに帰還しますが、BLACKにおいては、幾度も試作と検証を繰り返し完成した試薬の配合と混成法により、湿気の戻りを遅延させて適度なフリクション環境を保ちます。

特に対花崗岩においてその性能を発揮する特徴があります。密着性の高いBLACKは手に付着する量が゙多く、チョークが手に付くスピードも抜群。チョークアップの困難なハードルートにおいては一瞬で手にのる特性と持続力が高評価で゙す。

また、この数年の被験者テストにおいて様々な環境テストを実施してきた結果、BLACKで最も頼りになるポイントは、圧倒的な安定感にあることがわかってきました。雨上がり、真冬の乾燥期、高湿度、インドア、アウトドア、質の変化の度合い、どの環境でも高いフリクション性能を発揮する実証が数多く寄せられています。この世に存在する滑り止めの中で最もオールラウンダーであり、イコールコンディションを求めるハードなトライに絶大な信頼感を提供します。

PURE

乾燥時に役に立つ!

PUREは、水分子を多く含み高レベルのノリを実現します。独自の生成で得られる六水和物炭酸マグネシウムを用いたスーパーファインチョーク。

水分量を多く保つことで1年を通して限りなく一定に近い品質を保ちます。故に乾燥気味の手や乾燥時の相性が抜群で、ほどよい水分量の恩恵で冬の乾燥時期のフリクションクライミングに効果を発揮。また、微粒子が指紋の隅々まで行き渡ることで、手とホールドの接触面積を限界まで増やし、フリクション効果を高めます。

RX

トップクライマー愛用

BOOSTの特性を持たせた超ハイフリクションチョークです。特にフリクションの乏しい岩質において性能が際立っていて、BOOSTと同じく近年コンペで使用されることの多いポリウレタンホールド製ホールド、ヴォリューム(flathold, cheeta等)に非常に相性が良いモデルです。

2018年1月より杉本怜、伊藤ふたば、波田悠貴がW杯にて使用中です。すぐチョークが落ちてしまいますが、それと反してフリクションは長く続き、最小限のチョークで最大限のパフォーマンスを発揮します。

フリクションの特性というのは手と岩の水分量でほぼ決定します。RXは、水分を抑えるのではなく、乾燥を抑えるために最適な水分量を保有させてフリクションを生み出します。これは一概に季節と比例しません。例えば低気圧で副交感神経優位で、手側の水分量が激減している時。もちろん冬場の乾燥した気候にも抜群です。BOOSTを併用することでフリクションを最大化させることもできます。

V3

雨の後に活躍

V3は雨の後でも、どうしても登らなければならないクライマーの大いなるモチベーションと動機を限界までプッシュします。

近年のテストで判明したGym Bucketチョークの不思議な特性を生かしたモデルです。天気は良いけど岩が水分を多く含んでいる雨の翌日に抜群の性能を発揮します。台湾の高湿度ボルダリングでの実験で、夕立後のフリクション性能は群を抜いていました。

正直なところ、なぜ雨の後に良いのかわかりません。ただ、ブラインドテスト・実地テストなどの結果がそれを表しています。常用するアイテムとは言えませんが、岩場に行く際は必ず持っていきたいチョークです。

また、V3は粒子密度が非常に高いので、少しのチョークアップでも驚くほど手にノリます。とにかく手が白くなっていてほしいと要望の高いリード、トラッドクライマーからも高評価を得ています。

被験者クラブではBOOSTなどの下地を多用する場合はV3が一番相性が良いというフィードバックが多いのも特徴です。

REACT

下地を作るのに

手の洗浄を目的としたクリーナーです。BOOSTやチョークアップの前に手にスプレーすることで、下地材やチョークのフリクション効果を最大化します。

また、手汗が多い人には手汗を抑えて効果的にチョークのパフォーマンスを発揮できる下地を作ることができるほか、乾燥時期には指皮に適度な湿度を保つことでフリクションを向上させます。季節を問わず、皮膚のコンディションを一定にキープすることで、下地材やチョークの選択に集中でき、岩質や環境に合わせてチョークを選択することが容易になります。

スプレーのストッパーは小さいツマミを引っ張るもので、通常のプラキャップに比べて外れる可能性も低く、幼児や子供にとって、もっとも開けにくい仕様にしています。

BOOST

ここぞという時に!

チョークをつける前の下地材として使用すると強力なグリップ力を発揮します。

付けにくい製品ですが、性能の高さを犠牲にするくらいなら付けにくくてもかまわない、という数名の被験者のアドバイスに後押しされて、「とにかくグリップ力の高い製品」を求めて開発してきた私たちのこの3年間の集大成をようやく発売することになりました。

1パックにつき15gが真空封入されています。開封後は空気に触れて次第に質感が変化してしまうので、使用期限は1週間としています(実際は水を加えることによって再生可能なので厳密には長期使用可)。BOOSTは主に岩場(対有機物)を念頭に開発していて、特に乾燥時期に手がジリジリと抜けてくるような場面で有効です。使用材料は食品添加物で構成されていて、水に溶け、簡単に流れます。手を洗った後は保湿され、指皮の保護にも役立ちます。また、一度手を洗ってから再度塗布すると効果がさらに上がります。

GARAGE
HIGH GARAGE / 2022

High Garage

赤いステッカーのHigh Garage(写真左)は、実戦で戦力になるハイフリクションタイプです。特徴はその驚くべき持続性で、30度を超えた暑い環境でも高いフリクションを持続させ、粉チョークの下地として高いパフォーマンスを発揮します。

Garage

Garage(写真右)は飛散を抑えた自宅でのトレーニング用で、特にウッドホールドとの相性が良いフリクションで、手は薄ら白くなりますが他の部分を触ってもチョークが付着することの少ない不思議な液体チョークです。

GRASP

プロクライマー小山田大さんの豊富な知識と経験、現在までに培った感覚を共有し、2017年初めより開発が始まりました。

頂シリーズ/ニュースタンダード

安定した性能

このニュースタンダードはどのような条件下においても安定した性能を発揮。

対象物も様々な岩質から人工ホールドまで幅広く使用可能。

ベーシックなパウダータイプなのでボルダリングからリードクライミングまで幅広く対応します。

頂シリーズ/スーパーグリップ

汗ばむ季節に高い性能発揮

「手の汗を取る」、「グリップを上げる」、チョークに求められる基本的な二大要素を極限まで高める事に成功しました。気温が高く汗をかきやすい時期や、対象物に水分が多過ぎる時などに非常に高い性能を発揮します。

レギュラータイプ

オールマイティチョーク

どんな条件でもフラットな性能を発揮します。好みに合わせて他のタイプとブレンドし、オリジナルチョークのベースとしても使えます。 

ハイグリップ ドライコンディション

乾燥時に活躍

冬場など手が乾燥して弾く時に。増粘効果のある成分と流動化を増幅させる成分を配合することで偏りなく手になじみます

ハイグリップ ウェットコンディション

汗ばむ季節に

夏場など手が汗ばんでいる状態、又はホールドや岩が湿っている時に。卵殻の粉体分散効果と多孔質構造が手汗や湿気の吸収を促進します。

チャンキーチョーク

チャンキーといえばこれ

国産の食品添加物炭酸マグネシウムを主原料として、幾度となく凝固剤と乾燥の試験を行い、テスト試用と改良を繰り返して完成したメイドインジャパンのチャンキーチョークです

硬さの均一化に卵殻を利用し、絶妙な硬度と含水率、最高のフリクションををもった製品となっております。

少ない量で手のりがよく、ホールドの特性や天候により変化する岩場など含め、あらゆるシーンで最高のフリクションを発揮します

チャンキー ウェットエディション

汗ばむ季節に最適なチャンキーチョーク!

水分量を極限まで減らしたスモールチャンキーと人気のウェットコンディションをベースとした粉を配合したハイブリットチョークです。

従来品のウェットコンディションに比べ、含水率が約20%も少なく、手汗が多くなる季節に最適なチョークです。

リキッドチョーク
ハイグリップ ユーティリティー

下地に使えるリキッドチョーク

GRASPがこだわったのは、コンディションに左右されないグリップ力。
指先に適度な水分を残すこだわりの新配合。
納得のいく強力なグリップと最後の核心の一手に届く持続性を生み出しました。


水分量を保たせるため、乾きにくい仕様ですが乾く前に粉末チョークを併用することで、更なるグリップと持続性を発揮します。
あらゆる条件下でもグリップを生み出す万能リキッドチョーク ユーティリティー。内容量も150mlとハイコストパフォーマンス。

どんな条件下でグリップを生み出すのか?

・ポリウレタン製のホールド全般
・エステルホールドが研磨されツルツルになったホールド
・デュアルホールドのフリクションゼロ面
・木製ホールド全般
・冬場や乾燥し過ぎて指がホールドを弾くとき
・指の皮が厚すぎるとき

チョークボール

漏れが少ない二重構造

WISE

あなたをハイパフォーマンスへと導く、超微粒子パウダー。
原材料から加工まですべて日本製にこだわり、
絶妙な配合が、世界トップクライマーが理想とするクライミング用チョークを実現。
環境保全にも配慮したスペシャルなクライミング用チョーク「WISE CHALK」。

楢崎選手が開発協力。

超微粒子パウダー

チョークはクライマーにとって実力を左右する重要なアイテムです。現在は様々なチョークの種類があり、自分に合ったものを選べる時代となりました。 しかし、それによりなかなか自分の手に合わず、チョーク選びに悩むクライマーが増えたのも事実です。手のコンディションは手汗の量によって人それぞれであり、また、気候や湿度などの外的要因も加わることでクライマーは日々異なる条件で登っています。多くのクライマーは自分にとって“理想のチョーク”を追い求めています。 私たちは、クライマーが手のコンディションや季節を問わず、様々な条件下で最高のパフォーマンスを発揮できるように、様々な素材や配合で納得いくまで試行錯誤を重ねてきました。そしてついに、私たちは理想のチョーク『WISE CHALK(ワイズチョーク)』を完成させることができました。 『WISE(ワイズ)』は、ここ日本を発祥とし、世界中のクライマーから選ばれるチョークとなることを目指しています。

PD9

グリップ力は最高クラス。

驚異のグリップ力

一般の液体チョークとPD9は成分が違います。その秘密は微細な金属粒子である主成分のアルミナ。このアルミナが汗や水分を吸収して強いグリップ力を生み出します。アルミナは研磨剤・医療などで使われており、安全試験において人体への悪影響が無いことも確認しています。さらに手肌の乾燥を防止する乳液やクエン酸も配合。やさしく指先を守りながら浸透します。

ぶちょーが使っているチョーク

ジム

(気合入れる時とスローパー持てなかった時)

冬の岩場

ごちゃまぜ(笑)

僕の手は若干のぬめり手です。

(いつも指皮ないだけかも?)

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