上達が早い人、遅い人|[千葉]クライミング飛鳥

こんにちは!ぶちょーです。

クライミングジムの店員をしていると言われることがあるのは

「○○さんの方が後からクライミング始めたはずなのに、いつのまにか追い抜かれてた…」

「子供の成長スピードは早いよね」

「○○さんと同じくらい定期的に登っているのに自分は上達しない」

と、周りで登っている人と比べて

落ち込んでいる方がいます。

クライミングにはいろいろな楽しみ方があります。

競技で上位を狙って登る人

岩で高難度の課題を登るために登る人

休日の趣味として登る人

ダイエットを目的として登る人

など、クライミングに対しての熱の入れ方が違えば上達スピードに違いは出てきます。

僕は人と比べられることがあまり好きではないし、競うのも苦手です。

人と競わずに課題のみと向き合えばいいところに僕は魅力を感じます。

そんな感じで僕は上達してきました。

えっと…言いたいことは

「上達にも自分のペースがあるはずだから、まわりはあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか」

ということです。

それでも比べてしまう人は

成長スピードの違いをまとめてみるので読んでみてください。

目次

上達が早い人の特徴

素直

上達スピードが早い人は

素直、謙虚である

ということです。

アドバイスに対して反論や言い訳をしません。

アドバイスを貰うと

「本当にそれでできるのかよ」

「そうは言うけどそれは自分にはできないと思うよ」

「君はそうかもしれなけど自分は違う」

「○○だから無理」

と思うこともあるでしょう。

それらはすべて一回飲み込んで、トライしてみましょう!

まずは素直に受け止めてトライしてみる

素直に受け止めて行動に移してみる

上達の鍵です。

誰の意見でも素直に受け止めるというのは実は結構難しいのです。

経験を積めば積むほど難しくなっていきます。

僕は、僕より年上であったり

クライミングの経験が長いのに話に耳を傾けてくれる方をとても尊敬しています。

僕もそうでありたいなと思います!

課題を選ばない

上達が早い人はいろいろな課題にトライします。

課題をぱっと見て自分にはオーバーグレードだと思ったとしても

失敗を恐れずにとりあえずやってみます。

いろいろな課題を触ることにより、ムーブの引き出しが増えて

難しい課題への抵抗が無くなります。

よって、より良いスパイラルに入り上達が早まります。

さらに上達が早い人は、強い人とのセッションにどんどん参加します

強い人から技術や考え方をパクり、学んでいます。

強い人の中に混じって登るのは抵抗があって難しいかもしれませんが

得るものはとても大きいと思いますよ!

やっぱり強い人達と一緒に登る事はクライミングを上達させる上で一番の早道だと思う。

dai’s diary-セッション

小山田大さんのけっこう昔のブログ記事です。

基礎をおざなりにしない

強い人というのは基礎の土台がしっかりしています。

上達が止まった。弱くなった。

プラトーやスランプを感じたときに原点回帰するからです。

最初からコツコツ基礎を積み立てて上達している方もいると思います。

僕は今もたまに、初心者向けの本を読みます。

意外と気づきや反省点が見つかります。

上達が止まったと思ったら

いつもと違うクライミングをしてみる

初心にかえってみる

などの方法があります。

それと、上達が早い人は自分の限界グレードより簡単な課題も真剣にオンサイト狙っていきます

難しくないから適当に登ってしまおう。

これは上達しませんよね。

怪我をしない

上達が止まってしまう原因のなかで一番多いのは怪我です。

痛みを我慢しながら登り続けているため

毎回満足できる登りができていないなんてことありませんか?

せっかく登りにきているのに十分なトレーニングができていないと上達は遅くなります。

怪我をしないのが一番ですが、もしどこかを痛めてしまった場合は

しっかりレストをしましょう。

痛みがひどい場合は我慢せずに病院や整体院に行きましょう。

クライミングのことを考えている時間が長い

上達している人、うまい人は

登っていない時間にもクライミングについて考えています。

隙間時間にクライミング動画を見たり

寝る前にできなかった課題のイメージトレーニングをしたり

暇なときに「クライミング 上達法」でググってしまったり…

クライミングに対する熱量があればあるほど

クライミングへの思慮が深くなり上達が早まります。

オタクである

オタクの定義
1990年代には「おたく」の表記から「オタク」の表記もよくされるようになり、言葉の意味も広まった。
以下は現代の使われ方の大まかな分類である。
1、特定の趣味に没頭し、その趣味に対する知識が豊富である人物
2、趣味に没頭して日常生活に影響が出ている人物
3、見た目が気持ち悪い等、一般と少し感覚や雰囲気の違う人物
4、アニメ・ゲーム・パソコンなどが趣味の人物

出典元:ニコニコ大百科  オタク

上達が早い人というのは、クライミングに対する熱量がハンパじゃないです。

クライミングに時間、お金、労力をたくさん使っています。

上項で説明したように

クライミングのことを考えている時間が長ければ長いほど知識も相乗して増えていきます。

知識が増えることにより上達の近道を探し当てる確率があがります。

上達するのに近道なんてない?

本当にそうでしょうか。

近道はないとしても、遠回りしない方法を見つけることがはできるのではないでしょうか。

「登っていればそのうち強くなる」

騙されてはいけません。

だんだん強くはなるかもしれませんが、

考えながら登っている人や、経験を増やそうと色々行動を起こしている人に比べたら上達のスピードに差はでます。

皆さん、クライミングオタクになりましょう!!

楽しんでいる

クライミングを心から楽しんでいる人は当然上達も早いです。

課題が登れなくて悔しそうなときもどこか楽しそうな雰囲気が漂っています。

登れたときは人一倍嬉しそうにしています。

「自分は顔に出ないほうだから」

なんて思っている方がいるかもしれませんが

クライミングが楽しいんだな~

っていうのは行動にも雰囲気にも表れています。

ジム店員になってからより伝わってくるようになりました。

嬉しさが顔にも行動にも雰囲気にも、でまくってしまっている人もいますけどね(笑)

そういう人達は見ていてとても気持ちがいいですし

いちクライマーとして嬉しく思います。

上達が遅れる人がよく使う言葉3選

無理

これは小学生がよく言いますね(–;)

「この課題やってみ…」「っ無理!」

「…( ゚Д゚)!」

よくあります。

まだ触ってもないのにはじめから諦めてしまうのはもったいないですよね。

「無理」

と自分が発した言葉のせいで気持ちも下がり

本当はできるのに気付かないうちに「できない」と脳にインプットされてしまいます。

はじめからできないと思い込んでしまっている人は力なんか出せません

できないと思ったとしても口にだしてはいけませんよ。

口に出すとしたら

「難しくて楽しそう」

です。

僕はあなたなら頑張ればできる!

という課題をあなたが頑張ってくれるのを信じておすすめしてます。

なので僕を信じてトライしてみてくださいね。

自分にはまだ早い

これは本当にもったいない。

本気でオンサイトを目標にしている課題なら分かります。

しかし練習やトレーニングの段階でいつも

「自分にはまだ早い」

「まだこの課題をトライするには実力が足りない」

なんてことを言っているのは

「上達なんかしたくない」

と言っているのと同じです。

自分の限界を決めつけてしまっていませんか?

自分が出来ないことを出来るようにするのが上達です。成長です。

出来ない課題をトライするということは

自分の苦手や出来ないことを学ぶということです。

毎回登る度にほんの少し背伸びしてみましょう!

背伸びしすぎて怪我をしてはいけませんよ。

強くなってから難しい課題を触るんじゃない、難しい課題を触るから強くなるんだ。
強くなってからコンペに出るんじゃない、コンペに出るから強くなるんだ。

Mickipedia ミキペディア「強くなってから挑戦します」という敗者のメンタリティ

苦手なんで…

苦手は後回し!

なんて方いませんか?

後回しになっている結果、

苦手なムーブや傾斜が出てきたとき最高グレードとの差に開きが出てしまいます。

最高グレード一級だったはずなのにこの三級登れない!

みたいなことや、

岩場では下部の傾斜が強い場所は楽に登れた!

しかしマントル返してからのスラブ面で落ちた!

みたいなことが起こります。

苦手をやりたくない気持ちは分かります。

苦手ですからね!(笑)

しかし、いつまでも放っておくとさらに苦手になり

手をつけ難くなりますよ。

苦手な課題を薦められた時は

「苦手だからやるのやめておきます」

ではなく

「苦手だから練習します」

に言葉を変えてみてください。

ちなみに、ジャックさん(中根穂高さん)の本にはこう書かれています。

初級者の三大言い訳

まず、理解しておかなければいけないのは、言い訳や逃げ道を作らないことである。①力がない②持久力がない③背が低い、リーチが足りない、この3つをまず忘れよう。今、自分のもっている能力でムーブを覚えて、登っていくことが重要なのだ。

出典元:ジャック中根のクライミング道場 中根穂高著

ちょっと偏りがある気がしますが、

できるだけ言い訳はやめよう。足りないものは違うもので補える、それが上達への第一歩だ。

力がない、持久力がないはテクニックで補える。

とおっしゃっております。(たぶん)

まとめ

上達が早い人は

環境が恵まれていたり

登る時間が人より多いからではありません。

少しは影響するのかもしれませんが

それよりも大切なことは

気持ちであったり、クライミングに対する情熱の大きさです。

ここまで偉そうに上達する人としない人を説明してきましたが

やはり僕が言いたいのは

上達のペースは人と比べなくてもいいのではないか

ということと

クライミングを怪我せずに誰よりも楽しんで欲しい

ということですかね(–;)


参考書籍

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